静岡県警が3月までに、県内の警察署の40代男性巡査部長を、身内女性らに対する不同意わいせつと性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで書類送検し、懲戒免職処分としていたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。懲戒免職は3月6日付。
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捜査関係者によると、巡査部長は2024年4~5月下旬ごろ、女性らの体を触るなどわいせつな行為をし、23年8月~24年5月ごろ、同じ女性らを盗撮した疑いが持たれていた。県警の聞き取りに、容疑を認めていたという。
被害者の関係者から相談を受け、県警が任意で捜査していた。被害者側が被害申告をしなかったことなどから、静岡地検が不起訴処分とした。
県警は被害者のプライバシー保護などを理由に懲戒免職処分を公表していなかった。県警監察課によると、警察庁の懲戒処分の発表指針に基づき、公表を行わないやむを得ない場合と判断したという。同課は「今後も報道発表などは行わない」としている。
共同通信 - 2025/06/14 15:51