マカオ司法警察局は7月9日、マカオのカジノ施設内でバカラゲームの状況を隠しカメラを使ってライブ配信し、現場にいない客に遠隔ベットをさせる行為(現地の表現で「電投」)に関与したとして、同月8日午後にマカオ半島に所在するカジノ施設で中国人(中国本土居民)の男1人(41)を逮捕したと発表。同様の事案は直近10日間で4件目となった。
今回の事案については、同局ゲーミング犯罪調査処の警察官がカジノ施設内をパトロール中、ライブマルチゲーミング(LMG)システムのバカラ端末にいた客の男が不自然な前屈みの格好をしていたことに気づき、監視を続けたところ、男が「電投」を行っていることが確認されたため、男に対する調査を実施。
男はスマートフォンをカメラが隠れないよう着衣の胸ポケット内に入れ、目の前の端末に設置されたバカラゲームの進行状況を示すモニタの内容を盗撮し、通信アプリ経由でライブ配信して中国本土に居る客へ観させるとともに、ズボンの中に入れた別のスマートフォンとワイヤレス接続のイヤホンを用い、客からの指示を受けて代理ベットを行っていたという。
その後の調べで、この男は3日間にわたって3回、同じ1人の客を相手に「電投」を行い、毎回約1万香港ドルに相当する8750人民元(日本円換算:約21万円)をスマートフォンアプリの送金機能を使って受け取り、毎ゲーム終了後、勝った金額の50%を報酬として受け取るとともに、ベット金額に応じて積算されるカジノの会員ポイントを得ていたことがわかったという。
同局では、捜査で得られた情報を総合判断し、上述の男について、違法オンライン賭博経営罪で検察院送致する方針とした。
マカオ新聞 - 2026/07/10 22:40