陸上自衛隊相浦駐屯地(佐世保市)は6月30日、女性のスカート内を盗撮したとして水陸機動団本部付隊の2等陸曹(42)を停職3カ月、部下の心身不調を報告しなかったなどとして同団の40代陸曹長を停職25日の懲戒処分にしたと発表した。
同駐屯地によると、2等陸曹は2023年5月、佐世保市内の公共施設で女性のスカートの中を盗撮して現行犯逮捕され、同年7月に不起訴処分となった。
陸曹長は21年10月ごろ、複数の部下に対し人事上の不利益を加えるような発言をした。また、同年11月、隊員の心身状況のチェックシート記入を実施した際、複数の隊員に不調の兆候があったにもかかわらず、記入のやり直しを求めたり、上司への報告義務を怠った。陸曹長は「威圧的指導の認識がなかった」と話しているという。
いずれも隊員から部隊への報告で発覚した。
長崎新聞 - 2025/07/02 11:35