愛知県みよし市議会は2日、本会議を開き、小中学校に盗撮防止用の防犯カメラを設置する補正予算案を賛成多数で可決し、閉会した。来年4月からの運用を目指す。
同市では7月、教員の盗撮事案が連続して発生したため、防止対策として、9月議会に防犯カメラの設置費5700万円を盛り込んだ補正予算案を提案していた。計画では、市内の小中学校全12校で、トイレや更衣室などの入り口を24時間撮影するカメラ計194台を設置する。映像は問題が起きた時のみ確認し、通常は1週間ほどで消去する。
閉会後、小山祐市長は「子どもたちのプライバシーに配慮し、厳格に運用するため、設置に向けて保護者の意見を聞くなどして、慎重に協議していく」と話した。
読売新聞オンライン - 2025/10/03 11:32