滋賀県警木之本署は27日、長浜市、市職員の男(56)を性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで逮捕した。市によると、男は市立高月観音の里歴史民俗資料館の館長。
同署の発表では、男は8月30日、市内の公共施設で、50歳代女性のスカート内に後方からスマートフォンを差し入れ、下着を画像撮影した疑い。「スカート内に興味があった」と容疑を認めているという。
9月11日に被害女性が同署に「盗撮をされた」と相談し発覚。押収されたスマートフォンには女性の下着画像が複数枚残っており、同署が今回の事件との関連を調べている。
市は逮捕を受けて記者会見を開いた。井口昭宏・市産業観光部次長らによると、男は1999年に入庁。長浜城歴史博物館長などを経て、2023年4月から同資料館長を務め、25日まで通常勤務していた。
井口次長は「市職員としてあるまじき行為。事実関係が明らかになれば、厳正に処分する」と話した。浅見宣義市長も「被害に遭われた方及び市民に深くおわび申し上げる」とのコメントを出した。
読売新聞オンライン - 2025/10/28 16:50