2025年8月、勤務する栃木県内の県立高校に設置した小型カメラで女性を盗撮した罪に問われた元教諭の男の裁判で宇都宮地方裁判所は19日、拘禁刑1年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
宇都宮市福岡町の元高校教諭・古口大輔被告(38)は、2025年8月に当時勤務していた県内の県立高校の女子更衣室や女子トイレに小型カメラを設置して女性を盗撮したとして、性的姿態撮影処罰法違反などの罪に問われました。
これまでの裁判で古口被告は起訴された内容を認めていて、検察側は拘禁刑1年6カ月を求刑していたのに対し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。
19日の判決で、宇都宮地方裁判所の石崎悠貴裁判長は、「学校内の設備の場所や利用状況を把握できる立場に乗じて、複数の小型カメラを設置しており、犯行の態様は悪質である」と指摘しました。
そのうえで古口被告が、社会復帰後は医療機関でカウンセリングを受けるなどして再発を防止すると述べていることや、懲戒免職となるなど社会的な制裁を受けていることから、拘禁刑1年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
とちぎテレビ - 2025/12/19 16:10