パヴェル・シドロフスキが開発したアプリ「Zuckoff」は、メタのマーク・ザッカーバーグCEOの名前をもじって名付けられた。このアプリは、近くにあるスマートグラスを検知できる。シドロフスキは、メタのスマートグラスが見知らぬ人を録画するために使われているのを見たことをきっかけに、このアプリを開発した。
30歳のポーランド人であるパヴェル・シドロフスキ(Pawel Szydlowski)は、スマートグラスで他人を撮影し、その人物を特定する人々の動画を見て、ぞっとした。
【全画像をみる】メタのスマートグラスを検知するアプリ「Zuckoff」を開発…隠し撮りから人々を守るために そこで、ソフトウェア開発者である彼は、近くにあるスマートグラスを検知し、その距離を推定できるアプリを開発した。
「このようなアプリへのニーズは確実に存在する」と、彼はBusiness Insiderに語っている。
シドロフスキが「Zuckoff」という品のない名前をつけたこのアプリは、8月にApp Storeで公開されて以来、すでに5000人が利用している。
メイン画面では、近くにあるスマートグラスまでの推定距離が表示される。有料版の「Zuckoff Pro」では、アプリを起動していなくても、周囲に録画中のスマートグラスがあると通知を受け取れる。
スマートグラスをめぐる状況は今、転換点を迎えつつあるとの見方が広がっている。メタ(Meta)のAI搭載スマートグラスをこっそりと利用することへの反発が高まるなか、同社はプライバシー侵害を懸念する人々の不安を和らげようと、PRキャンペーンを展開している。
9月、メタは録画時に自動点灯するはずの組み込みLEDライトが改造されたことを発見し、数千台のスマートグラスを使用不能にした。
メタの幹部はスマートグラスの安全性を訴えている。最高技術責任者(CTO)のアンドリュー・ボズワース(Andrew Bosworth)は、「このカメラは、周囲にいる人たちに気づいてもらえるよう設計した」と説明する動画をInstagramに投稿した。
しかし、こうした取り組みを行っても、スマートグラスの悪用を完全に防ぐには至っておらず、すべての懐疑派を納得させられたわけでもない。スマートグラスが発信するBluetoothの信号を検知するシドロフスキのアプリは、もうひとつの対策となる可能性がある。
BUSINESS INSIDER JAPAN - 2026/09/16 11:10