熊本県教育委員会は8日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで逮捕された湧心館高(熊本市中央区)の男性教諭(37)を懲戒免職にした。勤務先の県南の高校で現金9万円を盗んだ男性教諭(29)は停職5カ月とした。
県教委によると、湧心館高の男性教諭は2月、合志市の商業施設で女性のスカート内をスマートフォンで撮影した疑いで熊本北合志署に逮捕され、5月に熊本簡裁から同法違反(撮影未遂)の罪で罰金50万円の略式命令を受けた。「生徒、保護者の信頼を裏切り、教職員の信用を傷つけてしまい申し訳ない」と話している。
県南の男性教諭は4月、職員室の机の引き出しで別の教員が保管していた教職員住宅の共益費の積立金から9万円を盗んだ。教員が気付き、学校側の聞き取りに男性教諭が盗んだことを認めた。「奨学金返済や車のローンの支払いに充てるためだった」と話し、退職する意向を示している。
越猪浩樹教育長は「学校や教職員に対する信頼回復に向け、綱紀の保持と服務規律の徹底に万全を期し、不祥事の根絶に取り組む」とコメントを出した。
県教委は8日付で他に1件の懲戒処分をしたと明らかにしたが、事案や処分の内容は「被害者や関係者のプライバシー保護などの観点から公表を延期する」とした。(丁将広)
熊本日日新聞 - 2026/07/09 15:25