佐賀県教育委員会は23日、性的姿態撮影処罰法違反（撮影）の疑いで兵庫県警に逮捕された保健体育課の会計年度任用職員の男性（25）を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。4月からSAGA部活アスリートアドバイザーとして中高生にローイング競技を指導していた。
県教委によると、11月7日に神戸市のホテルで入浴中の女性をスマートフォンで盗撮し、逮捕された。友人と旅行で訪れていて、露天風呂の男湯と女湯を仕切る柵の上からスマホを向けていたという。余罪は確認されていない。略式起訴されて11月26日付で罰金50万円の略式命令を受け、納付した。
県教委の聞き取りに対し、「魔が差した。あまりにも浅はかで許されざる行為だったと、事の重大さに今さらながら気づいた」と話した。県教委は保健体育課長に対しても、管理監督が十分ではなかったとして文書訓告の措置を行った。
甲斐直美教育長は「職員一人一人の自覚を強く促し、高い倫理観を持って行動するよう法令順守と服務規律の徹底に努める」などのコメントを出した。（横田千晶）
佐賀新聞 - 2025/12/23 22:00