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盗撮、情報漏えい…不祥事続いた鹿児島県警 再発防止策主導した警務部長が警察庁へ異動 「道半ばだが、やるべき内容は全て盛り込んだ」

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 鹿児島県警の一連の不祥事で捜査・調査チームを指揮し、再発防止策の取り組みを主導した西畑知明警務部長が8日、南日本新聞のインタビューに応じ、「県民の信頼や期待を裏切って申し訳ない」と改めて陳謝した。11日付の警察庁長官官房付への異動を前に「再発防止策の取り組みは道半ば」とし「やるべき内容は全て盛り込んだ。粘り強く何度も実行しなければならない」と強調した。

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 在任中は情報漏えいや盗撮など現職警察官の逮捕が相次ぎ、元生活安全部長=国家公務員法(守秘義務)違反の罪で起訴=が「職員の犯罪行為を前本部長が隠蔽(いんぺい)しようとした」と訴える事案も生じた。これらを振り返り、「調査や処分をし、再発防止策を考えることに尽きるという思いで向き合った。驚き以上に残念な気持ちを抱いた」と述べた。

 昨年8月に取りまとめた再発防止策は「他県警が参考にするほど、徹底的な内容となっている」と説明。全職員アンケートでは回答者の8割超が「不祥事防止への意識が高まった」としており、変化を感じているとした。一方で意識の高まらない職員もいることに「浸透の難しさは感じている。細かい変化を見逃さないよう、上司だけでなく同僚らによるケアも大切にしている」との考えを示した。

 いわゆる事件の「受け渋り」については、自身も国交省出身の立場であることを念頭に「県警内部にいると感覚が鈍ったり、分からなくなったりしている部分がある」と言及。県内全27署を回り、意識変革を強く求めたと明かした。

 今後の県警に求められる姿勢として「定期的かつ継続的に不祥事対策を続ける必要がある。『県民の安全安心を守る』という本来の活動を通し、県民から再度評価してもらうほかない」と述べた。

南日本新聞 - 2025/07/09 14:46


 

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