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小学校女子トイレで盗撮の元教員「成功体験で次は次は…」 法廷で告白、小児性愛は否定

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神奈川県相模原市の市立小学校の女子トイレで3人の女子児童を盗撮したなどとして、元教員の20代男性が性的姿態等撮影などの罪に問われた裁判。横浜地裁相模原支部(和久登貴子裁判官)で10月17日、被告人質問があった。

すでに教職員免許を失った男性は罪を認めたうえで、教員として「復職するつもりはない」と述べた。

「小学校の児童や保護者の皆さまの信頼を大きく損ねてしまい、心に深い傷を負わせた。相模原市だけでなく、小学校教育全体の信頼を損ね、取り返しのつかないことをした」と謝罪した。

被告人男性は今年5月18日から6月4日にかけて、勤務先の小学校の女子トイレ個室に設置したコンセント型の小型カメラで、3人の女子児童(当時11歳、12歳、13歳)を撮影したなどとされる。公判でこれら起訴事実を認めた。

被告人質問によると、同年5月初旬ごろから、学校で女子トイレの盗撮を始めたという。

校舎内の複数のトイレにカメラを仕掛けたが、最も多かった設置場所は、6年生の女子が主に使用するトイレだったという。

被告人男性によると、赴任して初めて担任した学年の「お気に入り」だった女子児童が、犯行当時6年生になっていたという。

盗撮への興味は高校のころから始まったが、自らを「小児性愛ではない」と否定した。

犯行に使用したカメラのほかに、ECサイト「アマゾン」で多くの小型カメラを次々と購入したという。自宅に届いたペットボトル型カメラなどを開封し、トイレ盗撮に適さないと判断すれば使用しなかったそうだ。

教師でありながら、学校の女子児童への盗撮を自制できなかった理由を検察から問われると、男性は「当時の自分はおかしい状態になっていて、一度刺激的な動画が撮れて、ある種の成功体験で『次は』『次は』となってしまっていた」と答えた。

今回の事件で被害者とされる児童は3人いるが、その氏名は警察や検察から被告人側に今も伝えられておらず、誰であるのか「見当もつかない」(被告人男性)という。

学校で盗撮したデータをSNSに公開したり、グループLINEなどで共有したことはなく、現在までにすべて消去したとしている。

また、事件当時から同居する父親は、不審な点には気づかなかったと振り返り、今後盗撮の映像などを見つけた場合は「警察に届ける」と述べた。

被告人男性は「しかるべき処罰を受けなければいけない覚悟ができている」とも語った。

次回は11月25日で、結審予定。(弁護士ドットコムニュース編集部・塚田賢慎)

弁護士ドットコムニュース - 2025/10/17 17:55


 

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