埼玉・所沢市で1日、小学校の教務主任の男が女子児童の着替えを盗撮する目的で、教室にスマホを仕込んだ疑いで逮捕された。担任が筆箱の中に男のスマホが入っていることを発見。レンズの位置には、穴が開いていたという。男は容疑を一部否認しているものの、現在は黙秘している。
【画像】窓際の棚の上に設置した黒いナイロン製の筆箱のイメージ
小学校教師による盗撮事件が相次いでいる。今度は、埼玉・所沢市の教師が逮捕された。
埼玉・所沢署で3日朝、うなだれるように下を向く男をカメラが捉えた。盗撮目的で教室に侵入した建造物侵入の疑いで逮捕された、小学校教師の斉藤維人(さいとう・まさと)容疑者(48)だ。
教育課程の中心となる教務主任という立場で、約4年前から勤務していた。
斉藤容疑者は1日午後1時過ぎ、高学年児童の教室に侵入し、窓際の棚の上に黒いナイロン製の筆箱を設置した。その後、この教室でプールの授業のために女子児童が着替えをしており、その様子を盗撮しようとしていたとみられている。
児童たちの下校後、担任教師が筆箱を発見。中に斉藤容疑者のスマートフォンが入っており、レンズの位置に穴が開いていたという。
調べに対し、斉藤容疑者は「スマホを教室に置き忘れただけ…」と、容疑を一部否認しているものの、現在は黙秘している。
2日、斉藤容疑者逮捕を受け、所沢市教育委員会は会見を開き謝罪した。
当時、斉藤容疑者は「自分の授業を撮ろうとした」と話していたというが、当日その教室で担当する授業はなかった。
2日夜、学校の臨時説明会に出席した高学年の子を持つ保護者は、「ピンポイントでうちの子が関わるとは思っていなかった。現実味がすごい…」「(子どもと)怖いね…って話はしてます」と語った。
(「イット!」7月3日放送より)
FNNプライムオンライン - 2025/07/04 13:13