栃木県教育委員会は15日、勤務する県立高校の女子更衣室を盗撮した疑いで逮捕、起訴された古口大輔被告(38)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。昨年4月から盗撮行為に及んでいたと認め「仕事のストレスがあった。スリルや達成感を楽しんでいた」と話しているという。
【写真】フック、ペン、火災報知機…そんなところにカメラが 古口被告は高校の女子更衣室に侵入し、小型カメラを天井の点検口に設置して、着替えをする女性を撮影したとして性的姿態撮影処罰法違反(撮影)と建造物侵入の疑いで8月に県警に逮捕された。校内の十数カ所からカメラが見つかっている。県教委の聞き取りに対して小型カメラを自作したと示唆し「自分の技術で改造して盗撮できることに満足していた」と述べたという。
この他、県教委は2件の懲戒処分を発表。佐野松桜高に勤務する増山泰美教諭(59)を停職6カ月、宇都宮市立田原中に勤務の角田美規教諭(60)を停職4カ月にした。両教諭とも同日付で依願退職した。
発表によると、増山教諭は6月下旬、飲酒後に車で知人男性宅に向かい、帰宅した男性を包丁を持ち追いかけた。通報を受けた警察に身柄を拘束され、銃刀法違反の疑いで書類送検された。角田教諭は9月に道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕、起訴されていた。【池田一生】
毎日新聞 - 2025/10/15 19:24