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Metaのスマートグラス、盗撮対策を強化 それでも残るプライバシーの懸念

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 2026年、カメラを搭載したスマートグラス、特に「Facebook」を運営するMetaの製品に対して、社会の反発が多く起きている。米国時間7月7日に同社が公開した記事は、私や他の人々が2025年に提起してきたプライバシーの懸念に対処するものであり、一部のMeta製グラス向けに新たな強制ファームウェアアップデートも提供されている。このアップデートは、撮影中であることを示す小さいLEDライトの改造を検出すると、カメラを無効化するものだ。

【画像】MetaのARグラス「Orion」試作品を着けた筆者  実際、ライトを改造して無効化し、スマートグラスをさらに隠密性の高い録画デバイスに変えてしまうサービスが存在していた。Metaの記事は、今回のアップデートによって、知らない間に録画されてしまう問題を解消すると約束している。

 しかし、Metaはカメラ付きスマートグラスに関するその他の問題、例えば公共の場でどのように、あるいはいつ録画されるのかといった懸念については、まだ何も解決していない。既存のグラスに搭載されているLEDのカメラインジケーターは、スマートフォンに備わっているものよりは目立つものの、日中は確認しづらいことが多い。さらに、現在のMetaのスマートグラスはごく自然な外観をしているため、カメラが搭載されていること自体を見分けるのが困難だ。

 ニューヨークの法廷やクルーズ船の一部など、特定の場所でのスマートグラスの使用を禁止する動きはすでに始まっている。スマートグラスに対する公共の場での規制は、さらに厳格化していく可能性が高い。一部のメーカーはカメラのレンズカバーを提供しており、MetaのAndrew Bosworth氏は数週間前の発表会で、将来的にはカメラ非搭載のスマートグラスを作ることに興味があると認めた。

機能の向上に伴い、プライバシーは依然として課題に  一方で、スマートグラスとの接続に使われる「Meta AI」アプリで写真やAIとの会話がどのように処理されるかについて、Metaのプライバシーポリシーは依然として不透明だ。Metaは最新の記事の中で、個人の写真がデフォルトでMetaのクラウドサービスと共有されない仕組みを明確に説明しようとしている。しかし、結果的に重要な情報がクラウド共有されてしまうような方法で、スマートグラスを使ってAIで写真を分析するのは簡単だ。

 課題は今後さらに拡大していくだろう。現在のところ、Metaのスマートグラスのバッテリーは1時間程度の連続録画しかできないが、Financial Timesの報道によると、同社は今後、より頻繁に長時間の録画ができる「スーパーセンシング」グラスの開発を試みているという。バッテリー持続とAIのパフォーマンスが向上したQualcommの既存のウェアラブル向けチップセットを踏まえれば、それこそがまさに将来のスマートグラスの方向性だ。こうしたデバイスの多くは、人間の記憶を拡張するウェアラブルデバイスになることを目指すもので、それはつまり、デバイスがさらに長時間オンになることを意味する。私が数年前に試したMetaのARグラスのプロトタイプ「Orion」は、そうした野心の表れだ。

 Metaはまた、スマートグラスに顔認識技術を導入するとみられている。私は数週間前に、Qualcomm製チップを搭載したTCLのグラスでこの機能のデモを見た。

 さらに、プライバシーとAIに関するMetaのルールも、しばしば突然変更されている。例えば、他人の「Instagram」アカウントの自撮り写真をディープフェイク化できる、Metaの新しいAI画像ツールがその一例だ。

 GoogleとおそらくAppleがまもなくこの市場に参入する中、これは今すぐ対処すべきプライバシーの問題である。そして、それはスマートグラスだけにとどまらない。AIと連携し、常時録画し続けるピン、ペンダント、ウォッチなどのデバイスが、毎日のように登場している。私自身、その多くを身に着けてきた。Snapがまもなく発売するスマートグラス「SPECS」などの拡張現実(AR)デバイスにも、現実世界にリアルな体験を重ね合わせるために、カメラ対応のAIセンシング機能が搭載されるだろう。

 現在、Metaのスマートグラスは人々が考えているほど常に録画しているわけではないが、いずれそうなる可能性は高い。スマートグラスが常時オンのAI対応スーパーセンシング機能を本格的に搭載する前に、プライバシーの懸念に対処する必要がある。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

CNET Japan - 2026/07/09 10:46


 

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