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動画販売からの盗撮での後日逮捕

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販売サイト界隈に衝撃が走る

約1年前になりますが、女子高生のスカート内を盗撮した動画を販売していたとして、それに係る盗撮を行ったことで逮捕されたという報道があり、販売サイト界隈、特に販売者の間で衝撃が走って話題となりました。

動画販売の売上とされる金額が報道されていたり、被疑者が在日外国人ということでヘイト的な書き込みもあったりして世間的にはそれらの点にフォーカスされていましたが、販売者の間では報道内容から読み取れる後日逮捕の点が気になっていたようです。

事件報道があってからもう少しで1年が経ちますので、この辺りでこの事件について振り返ってまいりたいと思います。

盗撮容疑で大学生逮捕=ネット投稿で300万円

女子高校生のスカート内を盗撮したとして、岐阜県警多治見署などは13日、県迷惑防止条例違反容疑で同県土岐市泉町大富、私立大5年の容疑者(23)を逮捕した。「金もうけのためネット掲示板に投稿した」と話しているという。

同署によると、容疑者は会員制の有料ダウンロードサイトに盗撮画像を投稿。銀行口座には2014年6月~昨年10月、サイトの運営会社から約300万円の入金があった。

逮捕容疑は昨年5月中旬~6月5日ごろ、同県瑞浪市のJR瑞浪駅のエスカレーターで、高校2年の女子生徒のスカート内をスマートフォンで撮影した疑い。
引用元 : 時事通信 2016年1月13日配信
※被疑者の氏名部分を修正しております。

まずはこうした報道がありましたが、「岐阜県」「瑞浪駅」というワードに思い当って盗撮動画の販売サイトを確認したところ、それと思しきとある販売者の動画がキレイサッパリなくなっていたことで「あの人がやられた」ということになりました。

報道があった1月13日の朝9時の時点ではその販売者の動画は従来通り表示されていましたがその後削除されたところを見ると、逮捕するまでは気づかれないようにそのままにしておき、逮捕と同時に販売サイトへ要請して削除させたものと見られます。

その販売者については前年の2015年から人気を博しており、動画がとてもよく売れていたことから一部の視聴者の間で盗撮現場や被写体の女子高生の情報を動画から読み取られていました。具体的には現場はJR瑞浪駅、被写体はスクールバッグにプリントされた校章や制服などから岐阜県立瑞浪高校の女子生徒とされており、それらを見聞きしていた人は報道を見てすぐに思い当っているようです。

事件の発端は同校の教員からの通報

別の報道では以下のような情報があり、瑞浪高校の教員からの通報が事件の発端となっていることがわかります。

土岐市の大学生が駅のエスカレーターで女子高校生のスカートの中を盗撮したとして県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されました。
警察は大学生が、盗撮した画像をインターネットのサイトに投稿して販売し、およそ300万円を得ていたとみて調べています。

(中略)

警察によりますと、容疑者は去年5月から6月ごろ、JR瑞浪駅のエスカレーターで、高校2年生の女子生徒のスカートの中の下着をスマートフォンで盗撮したとして県の迷惑防止条例違反の疑いがもたれています。

10月に高校の教諭から「生徒の盗撮画像がインターネットのサイトに投稿されている」と通報があり調べを進めたところ、容疑者が関与した疑いがあることが分かり、13日逮捕したということです。
引用元 : NHK 2016年1月13日 20時46分配信
※被疑者の氏名部分を修正しております。

これについては、なぜ高校の教員がそんなサイトを見ているのかというような向きもあり、教員としての立場上道義的に懸念はあったかもしれませんが、児童ポルノでなければ盗撮動画を購入して視聴することは法に触れることではありません。

そもそも通報したのが教員というだけで、その教員も別の誰かから情報提供を受けて代表して通報したという可能性もあるので、その教員がどうこうというのはお門違いでしょう。

現行犯逮捕ではなかったことがポイント

盗撮動画の販売者が盗撮で逮捕されるということは過去にもありましたが、例えば盗撮で現行犯逮捕され、その後の調べで動画の販売を供述したことで後者にフォーカスした報道がされています。他にも販売ではありませんでしたが、ネット上へアップした盗撮画像から現場が読み取られ、そこへ捜査員が張り込んで現行犯逮捕に至ったという事件もあります。

いずれにしても現行犯逮捕であり、もともとネット上へアップされた画像や動画の内容から盗撮で逮捕できるまでの証拠を押さえるのが困難とされていた中でこの事件があったことから一部の販売者がざわつきました。

逮捕容疑は昨年5月中旬~6月5日ごろ、同県瑞浪市のJR瑞浪駅のエスカレーターで、高校2年の女子生徒のスカート内をスマートフォンで撮影した疑い。

事件報道が出たのが2016年1月ですので記事中で昨年となっているのは2015年、逮捕容疑とされる盗撮行為から半年以上経っての後日逮捕ということになります。

以下に報道内容から読み取れる出来事を時系列で簡単にまとめてみます。

事件の経緯

  1. 2015年5月中旬から6月5日頃、瑞浪高校女子生徒への盗撮を行う。
  2. 2015年10月、女子生徒の盗撮画像が投稿されているとして同校教員が警察に通報する。
  3. 2016年1月13日、被疑者を(1)の盗撮行為で逮捕する。

 おそらく防犯カメラの記録が証拠か

上述したように盗撮現場や被写体の女子生徒は調べればわかりますし、通報により事件化していれば捜査関係事項照会等によって販売サイトの運営者から販売者の身元情報も得られるでしょう。もっとも販売者=撮影者とは限りませんが、違っていても撮影者につながる情報を持っていることは確かです。

しかしながら販売されていた動画からでは具体的にいつ盗撮行為に及んだのかがわかりません。本人なら少しは憶えていることがあるかもしれませんが、逮捕直前まで盗撮動画の販売を続けさせていたことを考えると本人には知らせていなかったのではないかとも思われます(本人や親御さんからしたら捜査に気づかれないためとはいえ、自分または娘の盗撮動画の販売を続けさせることに同意はできないでしょう)。

そこで、おそらく駅構内などに設置された防犯カメラに盗撮している様子が記録されていたのではないかと考えられています。この販売者の動画ではどれもエスカレーターでスマホをスカートの下に差し入れて盗撮しており、傍目には明らかに盗撮しているように見えます。

また、警察への通報が10月で盗撮行為自体は5月から6月とされていますので、半年くらいの防犯カメラの記録であれば十分残っていたとも考えられます。ネット上へアップされていた画像や動画から季節感は読み取れますので、しらみつぶしに記録を調べるにしてもある程度は時期を絞り込むこともできます。

それらの証拠によって後日逮捕に至ることができたのではないかと見られています。

最後に

この事件をきっかけにして被疑者の盗撮動画を扱っていた大手販売サイトは、制服を着用した18歳未満の児童と見られる女性を被写体にした盗撮動画を締め出すなど自主規制を強化しました。それでも法規制などが行われたわけではないので、そうした盗撮動画を扱っている販売者は別のサイトに流れて販売を続けています。

一方で販売者はこうした事件を教訓にして、こちらの記事の最後でも触れているように実際に盗撮してから一定期間寝かせるなどして同じ轍を踏まないよう注意するようにもなります。何らかの抜本的な対策がなければ販売による二次被害も水面下で拡大してくことでしょう。

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