盗撮などの性犯罪での逮捕やその前後に関する情報を配信してまいります。

盗撮で逮捕される日

ニュース考察

先週の盗撮事件ニュース(5月1日~5月14日)

更新日:

先週報道された盗撮に関するニュースに触れてまいります。

船橋・盗撮の市課長補佐の処分を変更 /千葉

船橋市は、女子高校生のスカートの中を盗撮したとして県迷惑防止条例違反容疑で逮捕された課長補佐の男性(51)=罰金30万円の略式命令=の処分を、懲戒免職から停職6月に変更した。

市は昨年3月に男性を懲戒免職処分にしたが、男性は処分を不服として市の公平委員会に審査請求し、同委員会が「(別の)被害者の一人とは示談が成立し、不起訴処分になっている」などとして停職6月に修正する裁決を出していた。

男性は退職する意向で、退職金約1450万円が支払われるという。
引用元 : 毎日新聞 2017年5月2日配信

盗撮に限った話ではありませんが、何らかの罪を犯して逮捕などされ、その後有罪が確定した場合は罰金などの刑事的な処分はもちろん、会社員であれば解雇、公務員であれば免職といった社会的な制裁を受けることもあります。

犯行を認めていてその点に争いが無い場合に解雇や免職などの社会的な制裁が先にあり、それを受けて刑事処分が軽くなるケースもあります。また、この記事のように盗撮や痴漢などそれほど重くない罪の場合では解雇や免職といった処分が重すぎるとして訴え出て、処分が変更されるといったケースも珍しくありません。

この事件の場合では船橋市の公平委員会への審査請求となっていますが、裁判所へ申し立てる場合でも処分が軽くなっているケースが見られますので、少なくとも盗撮や痴漢などの迷惑防止条例違反レベルの罪であれば司法判断としても解雇や免職は重すぎるとされることがあるのだろうと思われます。

もっとも、解雇や免職未満の処分または処分なしといった場合でも同じ職場にはいづらいでしょうから多くは自ら退職することとなります。この記事で強調されているポイントはおそらく、懲戒免職であれば支給されなかったはずの退職金が停職6か月に軽減されたことで支給された、というところでしょうか。

公務員叩きの流れもあってこの結果はけしからんという筋もありそうですが、これまでのキャリアまで無かったことになるわけもなく、本人の権利でもありますので個人的には文句を言うところではないと思っています。

なお、別の記事では以下のように報道されており、懲戒免職処分に至った経緯に軽く触れられています。

船橋市は28日、千葉県迷惑防止条例違反(盗撮)の疑いで逮捕され、昨年3月に懲戒免職処分を下した男性課長補佐(51)に対して、処分を停職6カ月に軽減したと発表した。

同市によると、課長補佐は2015年10月にJR外房線車内で女子高校生のスカート内をスマートフォンで盗撮した疑いで逮捕された。課長補佐が、子ども支援に関わる部署に所属していたことなどから、市懲戒審査会は懲戒免職処分を下した。
引用元 : 千葉日報 2017年4月29日 9時25分配信

子ども支援に関わる部署に所属していながら女子高生のスカート内を盗撮するとは何事か、という事情のようでしょうか。

わからないでもないですが、公務員を厳しく見ようと思えばどの部署に所属していようがこじつけられそうですし、結局その後ひっくり返されているのでやはり懲戒免職は重すぎたということでしょう。

「盗撮カメラ仕掛けるため」 船橋市非常勤職員を逮捕、トイレに侵入容疑

船橋市上山町の市立小学校に併設された「放課後ルーム」のトイレに盗撮目的で侵入したとして、千葉県警船橋署は9日、建造物侵入の疑いで、施設に勤務する八千代市八千代台東、船橋市非常勤職員(26)を逮捕した。

逮捕容疑は、8日正午すぎから午後4時ごろまで、放課後に児童を預かる施設の男女兼用トイレに侵入した疑い。

同署によると、容疑者は施設で児童の世話をしていた。「盗撮用のカメラを仕掛けるために入った」と容疑を認めている。別の職員がトイレのカメラに気付き、容疑者が名乗り出た。
引用元 : 産経新聞 2017年5月9日 15時43分配信
※被疑者の氏名部分を修正しております。

先週はこの事件以外にも学校関係の事件の記事が目立っています。偶然重なったのか、または意図的にそういった事件を取り上げたのかはわかりませんが、この手の事件報道が続くと他の大多数の男性職員にも疑いの目が向けられがちになります。

少し前にも男性保育士に女児の着替え等を担当させるなという話題が出ていましたが、そうした主張がヒステリックにも捉えられる一方で現にこういった事件が起きてしまうとやはり、ということになってしまいます。

なお、この事件では盗撮目的でトイレに侵入したという建造物侵入の疑いに留まっており、実際盗撮することができていたのか、これまでも同様の行為をしていたのかなどといった経緯については触れられていません。

この事件で盗撮被害者となり得るのは小学生の女子児童ということになりますので後述の事件のように児童ポルノの製造として児童ポルノ禁止法違反となるケースもあるところ、それが無いのは実際に盗撮が行われる前にカメラが見つかったのか、あるいはまともな画像や映像が撮れていなかったということなのかもしれません。

施設のトイレに入り、小型のカメラに気づいた女性職員がすぐに取り外し、ほかの職員らに、「これは誰のもの」と尋ねると、容疑者が「わたしの所有物です」と答えたという。容疑者は4月に採用され、この学童保育施設で働き始めたばかりだった。
引用元 : ホウドウキョク 2017年5月9日 21時18分配信
※被疑者の氏名部分を修正しております。

また、この春に採用されたばかりの職員による盗撮事件というのも前回の記事で取り上げていてその点はこの事件とも共通していますが、こちらは職場での犯行なので盗撮が志望動機だったのではないかと言われてしまいかねません。

スカート内を盗撮疑い、報徳学園中の講師逮捕

兵庫県警西宮署は9日、女性を盗撮したとして、兵庫県迷惑防止条例違反の疑いで芦屋市に住む報徳学園中学の音楽講師の男(32)を逮捕した。

逮捕容疑は昨年7月22日から今年1月29日までの間に宝塚市内などで女性5人のスカート内をスマートフォンで動画撮影した疑い。容疑を認めているという。

同署によると、3月16日、男が阪神西宮駅付近を走る電車内で女子大学生(18)を撮影しようとしていたところを友人が気付き110番。警察官がスマホを確認したが、該当するような画像がなかったため、捜査を続けていたという。

報徳学園は「生徒から信頼は厚かった。確認中だが、事実であれば被害に遭われた方にはおわびしたい」とコメントした。
引用元 : 神戸新聞 2017年5月9日 17時6分配信

通報で駆け付けた警察官がスマホを確認し、そこで該当するような画像が出てこなかったものの捜査を続けていた、ということはスマホを任意提出させて調べていたということでしょうか。復元したデータから実際に盗撮に及んだ日時を特定し、その中で被害者も特定した分ということで逮捕容疑の日付に幅があるのであろうと思われます。

こういった状況で盗撮画像や動画が出てこなくてもスマホを確認されるまでに削除した、という疑いは真っ先に浮かんできますが、その場でデータ等の物的証拠が出てこなかった時点で他に疑わしいとする証拠は(第三者視点では)見間違いの可能性も考えられる友人の証言程度でしょうから、その場でスマホを押収するのが困難なことはもちろん、任意提出を拒否することもできたように感じられます。

任意提出を拒否したから逮捕、とするのも難しい状況のように思えますが、逮捕を仄めかされつつ任意提出を求められて泣く泣く応じてしまったのでしょうか。

小学校のトイレで女児盗撮容疑、元清掃員を逮捕 東京

小学校のトイレ内で女児を盗撮したとして、警視庁は、元清掃員の容疑者(45)=東京都西東京市泉町1丁目=を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(盗撮製造)容疑で逮捕し、10日発表した。容疑を認めているという。

大井署によると、逮捕容疑は2月17日ごろ、都内の公立小学校のトイレ内に設置した小型カメラで、11歳だった女児を盗撮したというもの。容疑者は当時、清掃員としてこの小学校に出入りしていた。

容疑者は2月、電車内で女性を盗撮したとして都迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で逮捕された。この時の捜査で、容疑者のパソコンなどから今回の逮捕容疑となった映像を含む、複数の盗撮動画が見つかったという。
引用元 : 朝日新聞 2017年5月10日 12時19分配信
※被疑者の氏名部分を修正しております。

別の盗撮事件で先に逮捕されており、その捜査の過程でより大きな余罪が発覚したというケースのようです。押収されたPCやHDD等から別件の盗撮が発覚する話はよく聞きますが、小学生の女子児童のトイレ盗撮が発覚し、しかもそれを繰り返していたという大きな事件に発展してしまいました。すでに別の記事でも触れていますが、データの管理は重要です。

小学生の女子児童の着替えやトイレなどを盗撮しても建造物侵入や軽犯罪法違反に留まるケースもある一方で、この事件では罰則が重い児童ポルノ禁止法違反がキッチリ適用されています。「性的対象として盗撮した」と動機を供述していたり、押収された盗撮映像の件数から常習性が窺えたりする点もさることながら、何より児童ポルノと判断できる程度には鮮明に記録されていたのかもしれません。

勤務先の小学校のトイレにカメラを設置し、少女の盗撮を繰り返していたとみられる。

元小学校清掃員(45)は2017年2月、東京都内の小学校のトイレのゴミ箱に小型カメラを設置し、小学5年生だった女の子(当時11)の下半身を盗撮した疑いが持たれていて、調べに対し、「性的対象として盗撮した」と容疑を認めている。容疑者は、当時、この小学校の清掃員をしていた。

自宅からは、数十人分の少女の盗撮映像が押収されていて、警視庁は、勤務していた複数の小学校などで盗撮を繰り返していたとみて調べている。
引用元 : ホウドウキョク 2017年5月10日 19時32分配信
※被疑者の氏名部分を修正しております。

押収したと発表している分だけで数十人分ということは、試行しただけの分やすでに削除した分なども含めたら相当の回数を繰り返したものと見られます。

一方、小学生の女子児童のトイレ盗撮を繰り返すほど性的対象としてハマり込んでいながらこの事件のきっかけとなっているのは電車内での盗撮とされており、場所を選ばないような盗撮への根深い欲求とともに対象の広範さも若干感じられます。

単に対象範囲が広くて盗撮が好きなだけとも考えられますが、小学生のトイレ盗撮かそれ以外の盗撮かで嗜好が分かれていて実はいずれかは性的な目的だけではなく販売目的、という可能性もあるように見えてしまいます。警察もその辺りはよく調べるようになってきていると思われますのでそうした事実があれば追加で発表されるかもしれません。

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